F10 53cmx45.5cm Acrylic on canvas.
これは、3つの絵と3つの話の物語です。
これは、2つ目の絵と話です。
「コンガを叩く猫」その2
ふと、今来た道を振り返って、ホテルのバルコニーを見ると、猫がコンガをバルコニーで叩いて いる。 「あ! なんで?」「なんで」 また、急いで来た道を自転車に乗ってホテルに向かった。 部屋の鍵は閉まっていた。鍵を開けて、バルコニーに出ると猫は居ない。 最初に見つけた、サトウキビ畑の先を見ると、またそこでコンガを叩いている。 猫は手を振って、笑っていた。 どうも、僕はからかわれているようだ。 そこで考えた。サトウキビ畑に行くふりをして、途中からホテルに戻れば、きっと猫はバルコ ニーでコンガを叩いているはずだと。 早速、自転車をサトウキビ畑に隠して途中からホテルに戻った。 やはり、猫はホテルの非常階段を駆け上がってバルコニーに飛び降りた。 僕は、その一部始終を撮影してコンガをたたく姿を撮影する事に成功した。 猫は、すぐに気づいたが叩くのをやめなかったんだ。 それから、近所のバーにふたりで行って、地元のサトウキビを原料にしたラム酒を飲みながらコ ンガについての話しを聞いた。 この時のインタビューが、7月のニューヨーク猫マガジンに掲載される予定。 (どうして、バナナを頭に乗せた猫がキューバでコンガを叩くようになったか)が掲載されたら、 ニューヨーク猫マガジンを送るね。